現在の一般的なセックス認識は「子供のセックス」だと私は言い切ります。
セックスが未熟である為に、様々な弊害を起こしながら皆さん生きています。この弊害については折に触れながら書いていきますが、未熟さを象徴する一番分かりやすい話だけ最初にお伝えしておきます。
現在のセックス認識は、多くの人が「セックスは男性の射精により終了する」という暗黙の了解の元にセックスが行われていますが、これが間違いなのです。え?そんなの当たり前じゃん?と思う方が殆どだと思います。このごくごく当たり前の当然の認識、つまり土台が間違っている為に気付きにくいのです。
セックスが男性の射精により終了するという事は、男性は満足するが女性の満足は無視されるという事になり、この考え方が潜在意識に有ることを意味します。この男性満足だけでセックスが終わるという考え方は大間違いです。
じゃあ「大人のセックス」って一体何なの?という事になりますが、その答えは至って簡単です。「大人のセックス」は相互満足のセックスです。相互満足と言っても、男女平等ではありません。寧ろ女性満足が優先されるセックスの方が「大人のセックス」だと言えます。
「大人のセックス」は女性が充分な快感を味わい満足出来るセックスを指します。もちろん男性も射精による満足も得られますが、それ以上に女性を満足させたという自尊感情も満たされるセックスなのです。
男性は自尊の動物です。この女性を介した自尊が得られず、歪んだ性欲へと変化させて、何とか満足を得ようともがきます。現在の性犯罪の多くは、セックスによる自尊感情を獲得に失敗した人達が、流れ着いた性癖によるものが原因ではないかとすら思えてしまいます。