快楽は必要

セックス最貧国の日本

日本人は、真面目な気質もあってか、セックスによる快楽に、後ろめたさや罪の意識を持ち易いです。戦後の純潔教育や、男尊女卑が色濃く残り、先進国となった今でもそれは変わっていませんし、それを問題視すらしていません。

日本は、セックス満足度も、セックス頻度も、世界でぶっちぎりで最下位です
この辺の話は、旧「大人のセックス」をお読みくださると、色々な角度でお話ししています。

嘆くだけでは何も始まらないので、ここでは話を先に進めます。

三大欲求

人の三大欲求は「睡眠欲」「食欲」「性欲」と言われています。
これは生命維持に必要なことを、避けられない欲求として備え、進化したた結果です。
これらの行為を、日々繰り返して行うように、三大欲求には快楽が仕組まれています。
逆から言えば、快楽は人間にとって必要なものであるということが分かります。

この三大欲求は、原始的欲求とも言われていて、避けられな欲求であると共に、無意識に働く特性も共通しています。
「眠たい」「お腹が空いた」「ムラムラする」といった感覚は、無意識に身体から勝手にサインが出てきているはずです。

良く眠れると気持ち良く目覚めます。
美味しいものを食べると幸せな気分になります。
これらは皆さんも良く経験する気持ち良さだと思いますが、セックスの気持ち良さとなると、皆さん共通とは言えないのが実情です。
セックスが全ての人にとって共通の快楽になっていないのです。

3大欲求のはずなのに、セックスだけが別物扱い・・・。
すごく違和感がありませんか?
この違和感は、セックスが間違った方に進んでいるからなのです

より良い睡眠のために、枕やペッドマットを交換してみたり、人気のお店を探して、美味し食事を楽しんだりと、睡眠や食欲の満足には積極的に努力しますが、セックスには努力しません。明らかにセックスは別物として扱われています。

セックスが別物として扱われる原因は、過去からの流れで「性」を遠ざけてしまったことと、男尊女卑などから来る男性優位な社会の在り方が「性」にも影響し、男性快感優先のセックスが横行していることが問題なのです。

快楽は必要

セックスは気持ち良いです。
まさに快楽そのものです。
セックスに快楽があるのは、生きていくうえで必要だからです。
この必要という表現は、生殖として必要でもありますが、それだけではありません。

快楽により、気持ちがリセットされたり、病気になりにくくなったりする事が、最新の医学的な研究で明らかになってきました
セックスは、人にとってとても有用な事が、最新の医学的研究でも証明され始めているのです。

これらの最新の研究は、「性」を遠ざける理由も必要もないことを示唆しています。
私たちが、過去からの習慣や強いモラル意識に縛り付けられているだけなのです。
今こそ「性」を「セックス」を見直し考え直す時期なのです。

最新の脳科学研究から、私たちの「幸せ」や「不幸」などの気分の変化には、脳内の働きが深く関わってきています。
詳しくは別途記事を上げますが、脳の働きからも、セックスが私達にとって、とても重要なことは明白です。
科学的にも「セックス」には、重要な役割があることが分かってきています。

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