陰陽のエロス・・・?初めて目にする人がほとんどだと思います。それもそのはず、この概念は自分が作り上げました。
なんだ創作か・・・と思わないで下さい。
この概念は現在の性問題の多くを解決する糸口になります。自分自身も発案者であると共に、自分の中に内在していた性の問題の解決に役立ちました。
簡単な説明から始めます。
陰のエロス(エゴエロス)
陽のエロス(ピュアエロス)
この2つが陰陽のエロスです。
この世の様々な事象は、表と裏、光と影、正と悪、などのように全く逆の性質を持ったものが共存してバランスが保たれています。
それをエロスに当てはめて考えてみると、見事に現在のエロスの状態を体現していることが分かりました。
この2つのエロスは共存していますが、現在は陰のエロス(エゴエロス)に偏りが強く、すごくバランスの悪い状態です。
具体的にそれぞれのエロスについて説明しますが、わかり易さ優先で陽のエロス(ピュアエロス)から説明させて頂きます。
陽のエロス(ピュアエロス)とは?
人間が生まれながらに持ち合わせている、自然な性欲(エロス)のことを指し、濁りがない純粋なエロスを意味します。
例えて言うなら、裸で抱き合う男女がお互いの身体を触りながらその感触に酔いしれ、自然に性的な興奮を高めるさまなどが分かりやすいイメージだと思います。
オスとメスの性衝動と勘違いされますが、ピュアエロスには性の差はありません。男女で括るのではなく、あくまで自分と相手という括りになります。従ってオスの凶暴な性欲が・・・みたいな展開はありません。相手の肌の感触や、匂いなどの動物的な要素と、愛おしむ気持ちが性的興奮の材料になります。
一切の余計なものは含みません。純粋に相手と性的な接触がしたいかどうかが、このエロスの本質です。
陰のエロス(エゴエロス)とは?
陽のエロス(ピュアエロス)以外のエロスが全部ここに含まれます。
これで気づく方は鋭いです。そうです、現在の世の中のほとんどが陰のエロス(エゴエロス)なのです。
単に陰と陽でエロスを分けることも考えましたが、イメージしづらいので、陰にはエゴ、陽にはピュアと名付けました。
陰のエロス(エゴエロス)には色々なものが混じっています。主なものをあげてみると、男女差、差別感、罪悪感、背徳感、優越感、承認欲求、支配欲、などが挙げられます。これらは全て人間が持つエゴの意識であり、本来はセックスとは関連していません。しかし長きに渡り文化として継承され定着しています。陰のエロスをエゴエロスと呼ぶのも、これらのイメージがしやすいように名付けました。
近年では更に性の商用イメージが拡散し、先に挙げた混ざった欲求を増幅させながら入り込みました。性産業が営利目的で作り上げたイメージに、何も知らない消費者はどんどん蝕まれて今の状態になっています。
世の中、陰のエロス(エゴエロス)だらけです。普通に「エロ」と言われているイメージ自体が、ほぼ陰のエロス(エゴエロス)と言っても過言ではありません。
エロスの違いによる影響
陽のエロス(ピュアエロス)が与えるイメージは、健康的で癒しや回復のイメージが強く伝わります。
陰のエロス(エゴエロス)が与えるイメージは、背徳的で淫靡で刹那的なイメージが強く伝わります。
これは受け取る側のエロスの状態でも感じ方が変わります。
例えば陰と陽とでは不愉快に感じたり、陰と陰とでは心地よく感じたりもします。
逆に陽と陰では快感を感じにくくなり、陽と陽とではとても気持ち良かったりします。
それぞれのエロスのバランスは性の相性にも深く関わっています。
先にもお伝えした通り最近の男性は、陰のエロス(エゴエロス)が強くこれについていけない女性は多いです。男性は膨らんだ陰エロス(エゴエロス)を女性にぶつけては嫌悪され、持て余したエロスを無意識で更に膨らますという連鎖を繰り返し、とうとうセックスの相手がいなくなってしまうとう状態の人が多く存在します。これはセックスが上手いとは下手という以前の話であり、性犯罪などに繋がる問題でもあります。
また陰のエロス(エゴエロス)が強すぎると精神や身体にも影響も出てきます。EDや中折れなどの勃起障害がその代表です。
陰エロス(エゴエロス)が強すぎて、女性そのものが持つ陽のエロス(ピュアエロス)を感じ取ることが出来なくなり、勃起しにくくなるといったことが起こります。もちろんこれ以外の理由も様々絡みますが、エロスの持ち方が影響していることは確かです。
決して陰のエロス(エゴエロス)が悪いというわけではありません。
エロスのバランスを崩すとセックスという行為の幅を狭くしてしまい、更には人間関係や人生まで壊してしまう可能性も含んでいます。
エロス持ち方
陽のエロスは失ってはならないエロスです。これさえあればセックスは可能だからです。
陰のエロスは持っていても構いませんが、それを押し付けるのは止めておいた方が良いです。また現在はこの陰のエロスが膨らみ過ぎているので、これ以上強くしない方が賢明です。
また、別記事で書いた2つのオーガズムのうち、オキシトシンオーガズムには陽のエロスが欠かせません。オキシトシンオーガズムに陰のエロスを持ち込むと、快感は目減りするばかりです。
世の中全体的に陽のエロス(ピュアエロス)が不足しているので、今はそっちを高める努力をしたほうが良さそうです。
具体的な陽エロス(ピュアエロス)の高め方は、別途記事にてお届けします。