よく話す
「セックスは味方です」や「快感は必要」でも書いた通りですが、私たちは必要以上に性を遠ざけすぎて、パートナーともセックスについて話せないとか、話をすべきではないなどと、思い込んでいる人が多いです。
セックスの話はしないのが常識なのでしょうか?
より良い快感を得ることをは、恥ずかしいことなのでしょうか?
現実を忘れ我を忘れて、オーガズムの海に浸かることはダメなのでしょうか?
セックスの話をしないから、いつまで経ってもセックスが良くならないと思いませんか?
カップルで幸せに成りたいなら、お相手としっかり向き合う必要があります。
腹を割って話さなくては本当に向き合うのは難しいと思います。
男女には肉体的にも精神的にも多くの違いがあります。
そのうえ人柄や個性はそれぞれに違いがあります。
相手を受け入れるには、性も含めてしっかりと話をする必要があります。
快感の違い
男女のオーガズムの違いをご存じですか?
簡単に説明しておきます。
上記の図は、筆者が販売している「大人の前戯」で使っているグラフです。
具体的な数値は入れていませんので標準的なイメージとして見てください。
男性のオーガズムは興奮が始まると直線的に射精(オーガズム)に向けて一気に駆け上がり、射精が終わると急速に性的な興奮が冷めていきます。
女性のオーガズムは男性の興奮に比べると随分スロースタートで、男性より時間が掛かります。また、オーガズム後も興奮は冷めにくく、そのまま快感が続けば再びオーガズムします。
男と女では、こんなに興奮するタイミングが違うのです。
このタイミングの違いはしっかり意識する必要がありますが、知らない人がほとんどです。
違いを知らなければ、どんなに仲良しのカップルでも、いずれ性的な相違が離別の原因に成り兼ねません。
違いを認め相互に歩み寄り、そのカップルだけの成り立ち方を探ることが、実際にお付き合いをするということではないでしょうか。
違いはオーガズムや身体的なことだけでなく、精神性(メンタル)の違いは大きさも種類も増え、さらに理解するのが難しくなります。
セックスにおける男女の違いはむしろ分かりやすいのです。
だからこそしっかり話をして欲しいのです。
セックス(性)の違いを知ることは、相互理解の第一歩なのです。