セックスによる創造と破壊

人間関係

セックスは、癒しになったり、健康にも良かったり、人間関係を良好にし、生命をも作る行為です。上手く使えばこの上なく創造的で、幸せに寄与し人生を豊かにしてくれます。

セックスの創造力を、世界中の人々が持っているというのは、セックスという行為はがとてつもなく計り知れないパワーを持っていることを指します。しかしそのパワー故に、使い方次第では様々なものを破壊へと導くものにもなります。

歴史的にも古くから、憎み合ったり、殺し合ったり、いくさや戦争などにセックスが絡んでいることが多くあります。これらはセックスのパワーが負の方向に使われ、破壊へと進みました。

大局的な話しだけではありません。すぐ側でもセックスの破壊は頻繁に起こってます。一番身近なのは離別や離婚などです。

お互い好きになって付き合いはじめ、いつしかセックスします。

しかし、セックスで相互満足が出来ずに、男性欲求を満たすセックスに終始します。

女性は蔑ろにされつつも関係を維持しようとしますが、男性はセックスのすれ違いに気づかないまま、セックスし続けます。

繰り返される傲慢さに、女性は態度を硬化させ始め、徐々にお互いの気持ちが離れ、やがて破局となってしまいます。

端的にカップルの破局までの流れを書きました。実際は沢山のイベントがあったり、性以外の要素も多く絡むと思います。

しかし相互満足ではない「子供のセックス」がカップル間で横行すると、セックスは破壊へと働きます。本来創造的なパワーを持つセックスも、上手く使えなければ悪い方にパワーが働き、愛や恋や想いは、「子供のセックス」でいとも簡単に破壊されるのです。

破壊は静かにゆっくりと進みます。確実に着々と後戻りすること無く、無意識の潜在意識を変えてしまいます。

「子供のセックス」では、男性は満足しますが、女性には不満が残ります。女性はそれでも性的な満足を得ようと、セックスの後や、一人きりの時にオナニーをして、不足している性的欲求を誤魔化そうとします、もちろんオナニーで完全に満足する事はありません。

やがて、セックスに対して諦めが出てきます。「セックスなんてこんなもんよ」「男なんてこんなもんよ」という、絶望感を隠すための、強がりな言葉に置き換えて認識を固定化してしまいます。

固定化された認識は、潜在意識にも深く浸透し、女としての存在意義や自尊感情を不安定にしていきます。何となくイライラする時は、潜在意識が不安定に働いている時が多いです。

こうしたイライラは、やがてパートナーにぶつけられ、子供や家族にまでぶつけられたりします。ほんの少しの事でキレてしまったり、怒ってしまったりと、自分のコントロールが効かなくなるのです。

もうここまで来ると、なかなか後戻り出来ません。男性はこうした女性がの変化を見て、普段の生活の態度を変えるかも知れませんが、決してセックスは変えようとしません。変えようとするも何も、問題意識すら無いのです。

これに大きな出来事やトラブルが加わり、少しでもパートナーに非が出ようものなら、一気に愛の絆にも支障が出てはじめます。女性は男性への愛情を完全に失ってしまい、一緒にいる意味を感じなくなります。男性からセックスを求められても完全拒否し、修復は出来なくなります。

こんな話は絵空事だよ。と思う方もいらっしゃると思います。しかしこれがセックスの持つパワーなのです。パワーが正しい方向に働かなくなれば、いとも簡単にパートナー間の愛や絆や恋愛感情を破壊してしまうのです。

「大人のセックス」に変える事が出来れば、セックスは有機的に男女に働きかけ、良い方向にパワーを使う事が出来ます。良い流れは積み重なり、創造的な人間関係を作り出し、各々の幸福感に強く影響していきます。

壊れ欠けのカップルの男性がいらっしゃいましたら、是非「大人のセックス」を身につけて下さい。今なら間に合うかも知れません。

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