ここまでの流れを1度おさらいします。
第1回
私たちは性を遠ざける社会に生まれてきている。そのため知らず知らずに性の捉え方も歪んでいるということを意識して欲しい。
第2回
皆が平均的に持つ性欲は、エゴの強いエロスであり、空想や妄想で膨らみ肥大化している。
ピュアなエロスは触れ合いやスキンシップから生まれる快感であり、あるがままにその感触を感じることである。
空想や妄想でセックスを行えば、自らの満足しか考えなくなる。本当の満足は相手の歓びの先にある。
第3回
セックスが上手くならないと本当にはモテない。モテないセックスをするからモテが持続せずセックスに枯渇する。
セックスに枯渇すると空想や妄想が膨らみエゴが増大し、セックスの質は更に低下する。
この悪循環を断ち切り、真にモテるためにはセックスを学ぶ必要がある。
第4回
意識が伝わることは最先端科学でも証明され始めている。強いエゴエロスや、相手をコントロールしようとする企みは、相手に違和感として伝わっている。
思いやりのあるセックスは親和性を高めるが、エゴの強いセックスでは相手も自らも決して満足できない。
普段からの心がけが大事になってくる。
第5回
完全に相手を好きになってからセックスすると、違和感を見逃したり好きを理由に我慢したりして、結果的に男女関係をこじらせる。
相手に好意を抱くくらいの間柄でセックスをし、セックスも含んだ人物像を冷静に見極めるほうが失敗が少なくなる。
その為にはセックスの誘い方を工夫する必要がある。誠実な誘い方として率直にセックスの話をすることを提唱する。
第6回
第4回で述べた、セックスが上手い人というのは、相手を敬う気持ちがある人であり、下手な人はマウントを取ろうとしたり、コントロールを企む人である。セックスの満足はその場の気持ちよさよりも、その後まで続く印象や感覚で決まる。上手い下手は相手が受け取る感覚で決まる。
まとめは、あくまでざっくりした振り返りです。まだお読みでない方は、腑に落とすためにも始めから読む事をオススメします。
この6回の中で、現在の性常識と相反する話を敢えて先にしました。それは今の性常識が性を遠ざける前提で作られたものであって、性の本質とは違うということに気づいて欲しかったからです。
これらの主張を皆さんに押し付けるつもりはありません。性は各々の個性ですから、満足しているのなら変わる必要はありません。
ただし
「真実」は確実にあります。
大切なのは
「お互いの満足」です。
いくら自分が良くても、相手が不満を感じているなら関係は成立しませんし、その逆も然りです。
そして肝心なのは、刹那的な快感だけでは永続的な満足は得られないということです。これを勘違いしてしまうと、刹那的な快感を得るために回数や相手が増えるだけで、やってもやってもどこかに空虚さや孤独感が残ってしまうものです。
永続的な満足は心の問題ですから、それをセックスだけで埋めようとすると、空虚さは増す一方となってしまいます。
更に大事なのは、好きとか愛とかをセックスに持ち込み過ぎないことです。愛情があるから快感が増すことはあっても、そもそも相手が思いやりに欠ける人物であるなら、いずれ関係は冷えていきます。
一番大事なのは「思いやり」や「いたわり」です。この心の持ちようが永続的な満足に繋がり、お互いの信頼感にも繋がっていきます。
「思いやり」と「いたわり」は最強最高のテクニックだと過去の記事でも書きました。僕自身、その頃から比べて更に心の在り方の重要性を強く感じています。
「思いやり」と「いたわり」を持つことは、目で見て分かるものではないので難しく感じるかも知れませんが、できるだけ皆さんに理解していただけるように、次回以降では「心」について話していきます。
「心」の在り方を変えると「思いやり」や「いたわり」は自然とマスターできてしまいます。その効果はセックスだけに留まらず、周囲の人間関係にも心地好い波紋を広げることになるでしょう。
せっかく肉体を持って生まれて来たのだから、たくさん体と心を活用してセックスを楽しんで、人生を謳歌して欲しいです。
地位も名誉もお金も関係なく、全ての人に可能性があります。
一緒にセックスの真髄を感じてみませんか?
読んでいただき、ありがとうございました。
どうぞ次回もご期待ください❗️
コメント
初めましてm(_ _)m興味深く読ませてもらいました(笑)(1~7回分)勿論楽しく拝見ですね(笑)女性目線的に描かれて…納得する面がほとんどですね💕脳内興奮できる男性からのポルノ画像、文章が多かった時代から女性がオープン(性解放)に性欲を醸し出せる時代です。女性からは秘め事とされていたのが…女性の口から発せられることが当たり前の話しの様になったのですね💕
コメントありがとうございます。
まだ教室ではお話出来ていませんが、男性は女性性を学び、女性は男性性を学ぶのが、生まれながらの男女の役割だと思います。
風の時代ですから、これまでの固定概念から解放され、軽々と瑞々しく生きる人が増えることを望んでいます。