持論ですが、良いセックスを継続的に行うには、良好な人間関係という基盤がないと成り立ちません。ですが、現在はこうした人間関係を作り辛い環境にあります。現在の問題点と、それをどう変えるべきかを一気にお話ししようと思います。
皆さんは、セックスを楽しめる人間関係を構築出来て居ますか?
この答えを直接聞く事は出来ないので、セックスのパートナーの有無に関するアンケート資料を使わせて頂きます。このアンケートは、セックスパートナーの有無を、男女世代別に集計したもので、色々な事をが考察出来ます。
これを最初に見た時、正直驚きました。実に7割以上の人がセックスパートナーは1人以下という結果です。これはもうセックスがどうのこうの言ってる場合ではありません。何か大きな間違いがあるのでは?何かが歪んでるのでは?という直感を抱きました。
決まった相手が1人いるという、一番普通といえそうな人は、なんと15%程度しかありません。また、彼氏彼女や夫婦関係以外にセックスパートナーが居るのは12%程度で、更に複数のパートナーが居る人は2.2%です。自分はこの2.2%の中で、完全にマイノリティな存在でした。
3人に2人は相手が居ないのです。
これではセックスで幸せを得る方法を語る前に、より良い人間関係の作り方から始めないとダメですね。
「大人セックス」とか言いながら、全然エロい記事が少ないって思う人も居ると思います。しかし、このままセックステクニックの話をしたところで、相手が居なくてはどんなに優れたテクニックも、単なるファンタジーになってしまいます。使えないテクニックなんて、何の意味もありません。
次のグラフは、夫婦間のセックスレス比率とその時系列変化です。
夫婦でも3割以上がセックスレスで、どんどん増え続けています。
しかも歳を追うごとに比率は増え、時間経過でも増加しています。現在もセックスレス増加傾向の最中にある事は間違い有りません。
どうしてこんなにもセックスしないのでしょう?その謎を解くために、様々な角度からセックスレスについて再び、調べ、学び、考えました。
セックスレスの原因を書いたネット記事は沢山あります。似たような記事が多いので、紹介はしません。以下は単純ににそれらを纏めてたものです。
セックスレス原因
- 自分や相手のどちらか若しくは両方がその両者間で行うセックスに飽きている
- EDの悩みがある
- 交配目的のセックスに興奮しない
- 生理的に受け付けなくなった
表現の違いを要約し原因を4つにまとめました。リストの1.は、他の項目より圧倒的に多数で、半数以上だと思われます。
この「飽き」を招く原因も、ネットで調べてみると。
- いつも同じ
- 前戯が短く雑だ
- とにかくワンパータン
- 雰囲気ゼロ若しくはマイナス
こういった話がほとんどです。
眺めてみると、何処かで似たような話を見かけませんでしたか?・・・そうです。正に飽きられるセックスは「子供のセックス」そのものなのです。
男性満足優先の「子供のセックス」が問題だと散々書いていますが、正にこの飽きる状態を作った張本人は男性にあります。
ハッキリ言い切ると必ず反論も頂きますが、特殊な例を挙げたり、マイノリティの存在を忘れるなとかの誤魔化しは要りません。今こそ真摯に男性は反省しなくてはなりません。
男のセックスが下手だから飽きたりセックスレスになるのです。
全てかと言えば、ほとんどは男性のせいですが、女性にも原因はあります。
男性を好きになってお付き合いするのは、ごく当たり前な事ですが、好きになって付き合ってから、初めてセックスをしていませんか?
自分は「セックスのタイミング」でも書きましたが、好きになってからセックスする事には異論を唱えています。
えっ?好きな人とするのが当たり前では?好きだからセックスするんでしょ?と思う方も沢山いらっしゃいますし、そう思う方の方が大多数だとも存じてます。
しかしこの順序だと、好きになる過程にセックスという行為が不在であり、セックス抜きで男性を選んでだ結果、セックスが合わずにレスになったのです。この選び方で合っていると言うなら、それは偶然です。セックスによって得られる幸福感を、偶然の産物にしてしまっては、余りに勿体ないです。
女はセックスするのを先送りにし過ぎです。
セックスを先送りにする根本原因は、人それぞれの考え方だけの問題ではありません。そこには私達が抱える大きな歪みがあります。
- 良い人だからきっとセックスも良いに決まっている。
- セックスは愛を確認する行為だ。
- セックスは愛がないと感じない。
- 愛のあるセックスしかしたくない。
- 女は操を守るものだ。
これらの認識には、実は科学的な根拠はなんらありません。単なる妄想や幻想です。日本という国家の中で教育を受け、その中で植え付けられた貞操観念や価値観でしかありません。私達の持っているこれらは、全く根拠はなく、現実とは乖離しています。
普通に考えて、好きになって付き合った後で、セックスが合わない・・・とか、言えないですよね?また、それ程セックスにキャリア(経験による知識)も無いので、何が良いかすら分からないという話も良く聞きます。
セックスが合っていないのを放置して、せっかく好きになったのだからと、そのまま付き合い続けた結果、セックスレスになってしまった。・・・これは相手選びでセックスを蔑ろにしたツケであり、間違いなのです。
現在の世の中のムードは、愛の中にセックスがあるかの様な錯覚を与え、愛とセックスはセットにされている感じが強いです。また、セックスを神聖に扱い、自尊感情とも強く結び付けられています。しかしこれらは幻想です。
愛とセックスは関連していません。
どんなに愛していても、セックス下手な人下手です。その相手にセックスで女性を喜ばせようとする「大人のセックス」で説いたような意思が無ければ、セックスは成長しません。ずっと下手なままです。
好きだから我慢したり、こんなもんだと諦めたりすれば、セックスで得られる幸福をも失います。
また、男は自らのセックスが下手なまま、飽きるのを引き延ばそうと画策し、オモチャやアブノーマルに走る人も散見します。しかしそれは焼け石に水です。
本質的な事が変わらないので、これにも慣れてしまい長く続きません。しかも、女性の身体には不感というダメージすら与えかねません。こうなると、いよいよ行先が無くなり、セックスレスが確定になってしまいます。。。実際、この様なカップルはよく居るのではないでしょうか??
愛とセックスが関連ないなんて、なかなか認めたくない方も居るでしょうご、自分は過去に、多くの女性の性感開発やポルチオ開発をしてきました。結果、愛とセックスが関連しないのを目の当たりにしてきました。そしてセックスという行為だけで幸福感が得られ、それが及ぼす身体や精神の変化も、実際に体感されて行かれました。
自分の体験は個人的なものですが、前半で書いた通り、現在の日本では3分の2の人はセックスにありつけず、夫婦3分の1はセックスレスになってしまうのです。
そんなにセックスが大切だとは思わないと思う方もいらっしゃいます。それはそれで生き方としてはアリだと思います。しかしずっと満たされない気持ちを、誤魔化しながら生きなければならない事にもなります。自分はそんな生き方はオススメしませんが。。。
ではどう変われば良いのか?
それは別投稿で詳しくお伝えしたいと思います。
当たり前の中にも歪みはあります。素直に受け入れるのは難しい事です。先ずは歪みに気付き、少しづつですが、正しい方向に変化していきます。
男性はセックスを学んで下さい
女性はもっとセックスしましょう
※【おことわり】この内容は個人的な提案であり、この考えを皆様に押し付けるものではありません。
コメント
素敵な女性に巡りあえれば、最高なんだけど❗
僕はドMなんです。なかなか女性から理解してもらえません。