思い込みブロック
思い込みは、何かを深く決め込むこと。それがが原因で、知らず知らずに心のブロックを掛けてしまうことがあります。こういう状態を思い込みブロックと呼びます。
食わず嫌いなどが、分かりやすい思い込みブロックです。美味しいものなのに、食わず嫌いとか言われると、もったいない気さえするはずです。
食べ物の好き嫌いくらいの小さいことなら、さほど問題は起こらないのですが、思い込みの対象が、概念や価値観や社会性などの大きなものになるほど、自分だけの問題ではなくなり、周囲を巻き込んでしまいます。
代表的なのは被害妄想などで、他人からありもしない危害を受けていると思い込み、何でも周囲の責任だという心のブロックを掛けて、自らを省みることをしなくなります。酷くなると孤立が進み、精神疾患として扱われるまで気づかないケースもあります。
ほとんどの心のブロックは、他者に迷惑が掛からないものは、個人の問題として扱われ放置されるため、何となく不安とか、生きにくさ生き辛さ、孤独感、などの、負の感情として自分自身に働き、心がどんどん疲れていきます。
最初は何となくといった微妙な感覚なので、本格的に体調や心のバランスが崩れてないと気づきません。気づいた時には手遅れになっていたりすることもあります。
思い込みブロックは、物事をスムーズに進めるメリットもありますが、大事なことを見落とすデメリットが多く含まれています。
そんな思い込みブロックはとても種類が多く、挙げればキリがないのですが、代表的な幸せに関するものと、性的な思い込みもだけ挙げてみます。あなたも思い当たることがあるかも知れません。
幸せの思い込み
- 「私は幸せ」という思い込み
- 「家族の幸せが自分の幸せ」という思い込み
- 「仕事の成功が自分の幸せ」という思い込み
- 「金銭的な豊かさが自分の幸せ」という思い込み
- 「私が頑張ればなんとかなる」という思い込み
以上は幸せに関するものです。これらはなかなか本人は気づきません。気づかないうちに、思い込みが回り回って自分を苦しめる状態になったりします。
さらに気づきにくい思い込みがあります。それは性に関する思い込みです。
性的な思い込み
- セックスは好きな人としかするべきじゃない
- セックスで演技するのは愛しているから
- セックスは男性から誘うもの
- セックスは気持ちよくない
などなど、挙げればキリがないほど存在します。
セックスに関する思い込みは、自分だけで作り上げるものではなく、パートナーや、周囲の共感によって作られます。他者も介在するので、あたかも「常識」?みたいな感じに捉えられ、とても気づきにくいです。
幸せと性は関連性が無いのでは?
これも思い込みブロックです。幸せと性は深く関わり、切り離すことは出来ません。
性の喜びとネットで検索してみて下さい。必ずその関連性を目にすることでしょう。それくらい潜在的には望まれていることなのです。
思い込みブロックの全てが悪い訳ではありません。良くない思い込みブロックは、自分や周囲を苦しめてしまうものです。良くない思い込みブロックに気づき、自らを変容させていくことが、幸せになる近道だと思います。