セックスは、概ね男性が女性を誘うのが一般的だということは、皆さん異論は無いかと思います。この事から男性の方がセックスに積極的で、男性の方がスケベだというのが世の中認識の平均値だと思います。
男性は確かに性をイメージする瞬間は、女性よりも回数は多いです。これは色々な研究やアンケート等で実証されています。
しかし本当にそうなのでしょうか?
自分は過去に何度となく、お相手女性が自分よりスケベだと言う瞬間を目の当たりにしました。とても適わないと思い知らされたのです。
セックスである程度の時間が経過すると、ほとんどの女性がもっともっとと、更なる快感を求めて来るのです。男性は射精する事で性欲を吐き出し、直ぐに空になるのですが、女性のエロスはは沼の様に何処まであるのか分からないほど深い思いました。
もうこの話で、薄ら男女の違いが伺えると思います。そうです、男性と女性の身体には、まるで違う快感特性があるのです。
【男性の快感】
男性の興奮は、視覚刺激や聴覚刺激、直接的な皮膚等の身体への刺激と、色々な刺激により得られる構造になっています。また平素から興奮に至るまでのスピードが女性よりも遥かに早いです。
男性の快感は、主にペニスから得られます。興奮に応じてペニスが勃起し、その後は主にペニスへの刺激が快感となります。快感がある程度に達すると射精し、それによりオーガズムを得ます。
男性のペニスには、良く感じる部分と鈍感な部分があります。湿摩擦で感じる部分や、強く締め付けたシゴキで感じる部分など、部位によって、刺激方法が違う場合もあります。詳しくはテクニック編でお伝え予定です。
また、首、耳、乳首、背中、腰、尻、脚、足裏等で快感を得られますが、女性よりは感度が低く、これらの性感帯だけでオーガズムする事は難しいです。
射精後は急激に興奮が冷め、大幅にエロスを失ってしまいます。再び復活する事も出来ますが、体力や筋力また年齢などによって回復が違い、短時間で復活するのは若い人だけだと言われています。
つまり男性は、
- 簡単な事で興奮し勃起は比較的容易で、ペニスに快感が集中。
- 勃起時間を長くすれば快感は増えるが、オーガズム回数は減る傾向。
- 射精回数を増やせば、オーガズム回数は増えるが、復活には時間が掛かり、勃起状態も緩くなり肉体的限度がある。
という特性を持っています。
連続刺激による男性の潮吹きや、前立腺刺激によるドライオーガズム、また男性にも脳イキという領域がありますが、これらは一般的ではないので、ここでは割愛しています。
【女性の快感】
女性が性的な興奮を得るきっかけは、とても分かりにくいです。個人差も大きく、起因する理由もバラつきます。男性より視覚から興奮する事は少なめ、興奮する回数も少なめですが、身体を触られたり男性に迫られる等の直接刺激では男性同様に興奮する様です。
女性の特徴的な興奮の仕方は、身体がムズムズするなどの身体的なサインがあります。これは月経周期が起因で湧く性欲です。また、性的な妄想を掻き立てる事などにも長けています。外的要素より内的要素で興奮が起こりやすいです。
女性の快感は、身体の様々な部分から得られます。性感帯の乳首や性器はもちろんですが、耳、首、脇、背中、内もも、脚、足裏、等など、多くの部分で快感が得られます。これらの性感帯でオーガズムするのは難しいですが、男性より遥かに敏感です。
オーガズムに繋がる性感帯は、やはり性器にに集中しています。外部にあるクリトリスと膣内にも多数性感帯があります。女性の性器は快感と興奮により効率的な形に変形したりもします。詳しい説明はテクニック編でお伝えします。
女性のオーガズムは、男性と全く違います。時間や体力等を考慮しなければ、恐らく無限です。オーガズム回数に限度は無く、オーガズムを繰り返す程に興奮度は上がっていきます。興奮度が上がると、トランス状態になり、性器以外の部分でもオーガズムしたり脳イキしたりと、通常では有り得ないオーガズムまで可能になります。
これらは特殊な女性に限らず、健康体で性感を失っていなければ、多くの女性が体感出来る快感です。経験が無い方も多いと思いますが、相手男性のスキルに起因しますので、一概に誰でもとはなっていないだけです。
つまり女性は、
- 興奮はややしにくく
- 内的要素で興奮しやすい。
- バイオリズム的に性欲が上がる。
- 性感帯が多数あり敏感で複雑である。
- 快感は無限で長時間体感が可能。
- 興奮度が上がるとトランス状態になる。
- 受身で得られる快感が多い為、相手により快感の差が出る。
という特性を持っています。
女性にもアナルの快感や、開発された脳イキ等の特殊な快感がありますが、ここでは割愛させて頂きます。
改めて比較すると、全く違う事が分かります。
男性と女性とで最も違うのは、快感のタイミングです。男性は、ペニスに刺激を与えられ、射精する迄に快感が集中します。一般的な挿入から射精の時間は5分以下です。
それに対して、女性は、性感帯に刺激を受けて暫くは興奮度が低いままです。挿入時も、凡そですが5分程度時間が経ってから、興奮度が上がります。
つまり、普通に男性が射精一直線の「子供のセックス」をするならば、女性は興奮し始めた頃に終わってしまうのです。この事実だけでも覚えておいて損はありません。
男女の快感の差を埋めるセックスが「大人のセックス」なのです。男性本位の「子供のセックス」を何度やっても、女性はほぼ満足させられません。またこの快感の差を、回数で埋めようと考える方も居ますが、インターバル無しで何回も射精を繰り返せるのは、とても稀な男性だけです。複数回でもインターバルが空けば、女性の興奮度も下がってしまいます。
女性に思いやり労り持ち、女性の興奮度を察知しながら、セックスを進めることで、男女の快感の差が初めて埋まるのです。これを埋めようとする姿勢こそが「大人のセックス」の基礎なのです。
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大人のセックスが好きな女性