セックスのタイミング

お相手との初めてのセックス･･･。皆さんはどの様なタイミングでお考えになり実行されますか？

簡単に言えば、「好きになってからセックスするのか？」「セックスしてから好きになるのか？」というような、卵とニワトリのセックス版なのですが、最初に自分の結論をお伝えしておくと、セックスは好きになる前にした方が良いと考えています。

いやいや、人それぞれ考え方があるので、押し付けられてもても･･･と言う話になるのは見えているので、ここでFacebookを利用して、一般の方に先程の2択でアンケートしてみました。その結果は以下です。

好きになってからセックスする 97%
セックスしてから好きになる 3%

このような結果になりました。

当然と言えば当然ですが･･･。「セックスしてから好きになる方が良い」を、推奨している自分としては、痛烈にアウェイを感じる結果です。

大多数の人は、セックスは好きな人とだけとするものだ。恋人が出来たら恋人としかセックスしてはいけない。結婚したら浮気はしないのが当然だ･･･。自分は、これらの価値観を持つ事は、幸せの遠回りだと思ってしまいまうのです。

セックスは人々にとって、最も身近な娯楽であり、エンターテインメントです。
セックスで得られる快感は何物にも変え難く、心や身体にも癒しなどの好影響を与える素晴らしい行為です。
これらの好影響を獲得しない生き方は、実に窮屈で不合理で不幸で非人間的だと思います。

やりたい放題のヤリチンヤリマン発想だ！と揶揄されるのは、先のアンケートでもよく存じてます。それでも主張は間違っているとは思いません。

こういった皆さんの性的概念によって、今の日本の性やセックスを取り巻く環境が作られています。自らセックスを遠ざけ、欲望を矛先を代替メディアなどに向け、自己満足の自慰を繰り返し、男と女の本質的な関係を失い、本来得られるはずのセックスによる幸せを、享受出来なくしているのは私達自身です。

話が逸れました。現状や環境をいくら非難しても生産性はありませんね。話をセックスのタイミングに戻して、具体的なメリットデメリットで、セックスのタイミングをどちらにするべきかを考えてみましょう。

【好きになる前にセックスする】
好きになる前だからといって、気持ちを無視してセックスすると言うのではありません。そもそも嫌いな人とセックスはしない筈ですから、ある程度好意がある事が前提です。

メリット

とりあえず気持ち良い(相手次第？)
相手の潜在的な気持ちを感じたり、何となく合う合わないが分かる
他の人との比較対象が出来る

デメリット

軽いヤツだと思われるのが嫌
性病や妊娠のリスク
した後に、扱いが悪くなったり雑になったりする

よく考えて実際に比較してみると、メリットとデメリットの差は大して無い様に思いますが、その中ても最大に差があると思われるのは、「軽いヤツだと思われる」という周囲からの評価や、自尊感情や尊厳に関するもの差ではないかと思います。他のデメリットは、セックスのタイミングに関わらず、そもそもセックスが抱えている問題点に過ぎないように思います。

周囲から批判される事を恐れ、自らセックスを遠ざけている事は、自分以外の要因でセッそうしているのです。植え付けられた価値観や先入観で、実際に体験のない事に固定概念を持っている事に気づいて欲しいです。

また、メリットにある「相手の潜在的な気持ちを感じたり、何となく合う合わないが分かる」という事は、肌が合うとかのレベルの話です。こういう感覚情報は、経験が少ない人でも必ず得られるものです。この時の何となくという直感は、ほぼ正解である事が多いです。

こういう第六感的な感覚は、数をこなさないと分からないのでは？と思われがちですが、案外簡単に分かるものです。それは違和感です。セックスて感じた違和感は、その後に現実に人物との違和感となって浮上して来ることがとても多いのです。

何故なら、セックスは人の欲望が最大化する行為だからです。欲望と欲望かもぶつかり合って出てくる感触は、本音と本音のぶつかり合いに近しいです。

逆に違和感を感じない時は、合っている時だと思います。更に合う！と直感した時はより強い結びつきを感じるはずです。

セックスは最も緊密なコミュニケーションです。つまり相手の事を理解するという意味では、最も効率的な手段だと言えます。普段は出さない気持ちや考え方が、セックスという行為で明らかになるのです。このコミュニケーションを活かさないのほ勿体ないです。

【好きになってからセックスする】
好きになるという状態はとても幅があります。付き合いが深く人柄をよく知る場合もあれば、外見から好きになって人柄はあまり知らない場合もあります。あくまで好きというのは、本人の気持ちの状態であり、好きな人=よく知る人物とは言えないという前提があります。

メリット

たぶん気持ち良い(そのハズ)
よく知ってる人だから安心
後ろ指刺される様な事は無い

デメリット

気持ち良くなかったらどうしよう
他の人と比較対象出来ない
性病や妊娠のリスク
した後に、扱いが悪くなったり雑になったりするかも知れない

こちらのメリットとデメリットを比較すると、周囲の評価と気持ち良いかどうかという2点に、大きな違いが出てきました。

好きな人とするセックスの方が、絶対に気持ち良いという主張は良くありますが、実際にした事がないので、分かるはずがありません。また、気持ち良くない場合でも、好きな気持ちが能動的に働き、気持ち良いと信じ込ませ補正してしまうの可能性もあります。

視点を変えて、好きになってからセックスをすると主張する人の多くは、自ずと経験不足になりがちです。経験不足は比較対称を少なくしてしまい、本当に気持ち良いのか？あんまり気持ち良くないのか？それ自体が分からない可能性だってあります。

故に、好きになってからセックスした方が良いと言う人にとっては、気持ち良さというメリットは不確実であり、逆にデメリットにも書いた様に、逆の場合は大きな不安要素にもなり得るのです。このリスクが余計にセックスすのタイミングを遅らせる事にもなり兼ねません。単にセックスの真実に直面する事を避け、先送りにしているだけです。

セックスは妄想や想像ではなく、生身の身体と身体が交わう行為です。好きという気持ちが行き過ぎたり、セックス願望が妄想化してしまうと、リアルなセックスが急に怖くなったりします。余りにも相手が好き過ぎると、嫌われるリスクが増大してしまい、想いとは逆にセックスを避けるという怪奇な現象もあります。

好きになったり恋をしたりする感情はとても大切です。しかし若い方の多くは、承認欲求や自尊感情が未熟でナイーブです。良く恋愛とごっちゃになり易く、それが原因でセックスを遠ざけてしまうと、永遠にセックスの悦びを失ってしまう可能性もあります。

各メリットデメリットの比較で、最初に申し上げた通り「セックスは好きになる前にする」方が、問題が起こる確率が低いことはお分かり頂けたかと思います。

セックスを遠ざけた結果、セックスが恋愛のゴールになってしまい、恋愛とセックスが乖離してしまっては、良いパートナー選びが出来ません。

セックスは恋愛の一部分に過ぎません。

パートナーを選ぶ時、様々な条件が有る筈です。容姿や性格や収入など･･･。是非それらの条件にセックスを加えて下さい。セックスの気持ち良さから得られる幸福感は、継続的にあなたを癒し、恋愛自体を長持ちさせるでしょう。

世の中の評価に囚われずに考えれば、セックスのハードルを下げた方が、幸せになり易く、幸せになる可能性が上がるのです。

幸せは自分で掴むものです。周囲の評価評判が、あなたを幸せにする事はありません。是非囚われの価値観から解放されて下さい。